売り上げに貢献を

生協書籍部で平積みになっていたので購入。

愛と戦いのイギリス文化史―1900‐1950年

愛と戦いのイギリス文化史―1900‐1950年

別に生協の売り上げへの貢献ではなく、本自体のね。こちらこちらもご参照。


「はじめに」にも書いてあるけど、本書はこれ一冊だけのものではなく、数巻のイギリス文化史教科書シリーズへと発展の計画があるとのことで、ぜひそれを実現していただきたいと切に願う次第で、そのためにも第一巻目の本書には売れていただきたいのである。


ただ、「はじめに」には、シリーズの計画としては「全3巻」で、「時代区分は、19世紀以前、20世紀前半(本書)、20世紀後半以降、となる予定」と書かれているのだけど、そこはどうにかして17世紀と18世紀も独立させて全5巻構成でお願いいたしたい。それが無理ならせめて17、18世紀はまとめて「初期近代篇」(あるいは「長い18世紀篇」)として、全4巻でいっていただければと。なんなら5冊くらい買いますので。


ところで昨日は夕方から新宿。『グッドラック、ハリウッド』@紀伊国屋サザンシアター(作リー・カルチェイム、演出山田和也)。出演は長塚京三久世星佳筒井道隆。いただきもののチケットにて観劇。感謝です。ハリウッドのかつての名映画監督・脚本家、今では要するに「過去の人」となってしまっている巨匠(長塚)、その巨匠のファンではありながら、巨匠とは違い今の時代に「受ける」映画を作ることができる、才能ある若手脚本家(筒井)、巨匠の大ファンであり、シングル・マザーであり、どうやら巨匠に想いを寄せている助手(久世)の三人芝居。奇を衒うことの無い、シンプルで良質な大人のコメディ、と言ってよいのだろう(もの凄く陳腐な言い方ではあるけど)。


私も、いつの日か功成り名遂げ、でももはや自分の時代ではないと悟るときがきたら、「さらば、あとはよろしく」と言い残して第二の人生を歩むことにしよう。そして、とりあえずパリ旅行だ。