マーヴェル

この春から、マーヴェルの詩をいくつか読んでいる。今のところ、以下のものを。
"A Dialogue Between the Resolved Soul and Created Pleasure"
"On a Drop of Dew"
"The Coronet"
"Eyes and Tears"
"Bermudas"
"The Nymph Complaining for the death of her Fawn"
"To His Coy Mistress"
"The Mower against Gardens"
"Damon the Mower"
"The Mower to the Glow-Worms"
"The Mower's Song"

ジャンル的には、叙情詩、宗教詩、牧歌といったところ。もちろん、ジャンル分けは結構微妙だったりするけど。

今後は以下のものを予定。
"The Garden"
"An Horatian Ode"
"Upon Appleton House"


ドライデンと同時代の詩人として、マーヴェルのことは少しくらい勉強しておかないといけないと常々思っていたわけだけど、今年度、金曜日の午後に母校の大学院でマーヴェルを扱うというので、ちょうど金曜日の午前は母校で非常勤だから、ついでに参加させてもらうことにした次第。おかげでいろいろと勉強させてもらえている。やはり一人で読んでいるよりもいい。いや、もちろん、一人でじっくり読む時間も大切なのだけど、今の生活ではなかなか「一人でじっくり」の時間が取れないので(部屋にいるといろいろなことが気になるし)、授業の進み方に合わせて半ば強制的に読み進めることで、とにもかくにも一定の理解を得ることができている(気がする)。ありがたい。

授業に合わせていくらか読んでいった後は、授業では扱わないものもいくつか読む必要があるだろう。特に政治的諷刺詩の類い。ドライデンとマーヴェルは、とかく政治的には対照的だと言われているし、合わせて読めば当時の「政治」と「文学」のつながりを複眼的に見ていくこともできるだろう。