『転回するモダン』

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転回するモダン イギリス戦間期の文化と文学

帯に、「歴史化せよ、精読せよ」とある。編者による「はじめに」を読めば、その意味するところも了解できるだろうが、これはとてもよくできたキャッチ・フレーズであって、本論集の目指すところをうまく言い表している。

まだ数本の論文を読んだだけだけど、この本はいろいろな人にお薦めできそう。専門分野が近い人はもちろんだけど、本書が示しているような批評意識のあり方は、多くの文学・文化研究者にとっても学ぶべきものが多いのではないかしら。