エンプソンのマーヴェル論

に、辿りつかない。少しずつ読み進めているエンプソンだけど、文字通り「少しずつ」しか進まなくて、やっと"Double Plot"の章まで。かといって、じっくり熟読玩味しているわけでもなく、単に読むのが遅いわけでして。そして、一向にわかった気がしない。ともかく今度の週末までにマーヴェル論までは読みたいところ。


そんななか、この土日はわけあってGauri Viswanathan, "The Beginnings of English Literary Study in British India". Oxford Literary Review vol. 9. 1-2 (1987)の一部を。以下の本のもとになったもの、というか、その概要が示されているものと考えてよいのかな。

Masks of Conquest: Literary Study and British Rule in India (Social Foundations of Aesthetic Forms)

Masks of Conquest: Literary Study and British Rule in India (Social Foundations of Aesthetic Forms)

イーグルトンの『文学とは何か』の第一章もそうだけど、「(英)文学」なるものが、いかにイデオロギー的あるいは政治的なものであり、したがって「(英)文学」を「読む」という営為自体がいかにイデオロギー的/政治的な営みであるかということがわかってくる。それが例え「読書の楽しみ」のためのものであっても。ということで話は美学と政治学というところへ行くのか。

ところで、Viswanathanを読んでいたら、やっぱり一度はバーバに付き合っておかないといけないのかという気になってきた。"DissemiNation"で思いっきり挫けたっきりだし。