白石かずこ講演会

今日は研究日なので日中は自宅。夕方から母校にて白石かずこ講演会「詩の風景・詩人の肖像」。

白石かずこ氏といえば、現代詩に疎い私でも知っているくらいの著名な国際的詩人であるわけで、たまにはそういう方の話を聴くのもよかろうと思い、また、母校の英文学専攻の主催の企画でもあるので、聴衆が少ないとさみしかろうと思い、足を運んだ次第。ちなみに、母校の英文学専攻との接点は、↓の訳書。

アドリエンヌ・リッチ詩集 (アメリカ現代詩共同訳詩シリーズ)

アドリエンヌ・リッチ詩集 (アメリカ現代詩共同訳詩シリーズ)


講演は、主に昨年出版された著作に基づいたもの。

詩の風景・詩人の肖像

詩の風景・詩人の肖像

これは彼女の詩集ではなく、彼女が交流を結んだ国内外の詩人たちの作品を紹介しつつ、その交流の様子を綴ったもの。帯にはこうある。「世紀をこえる詩の海への航海、世界のさまざまな国への旅がはぐくんだ詩の交友。日本と世界の詩人15人に捧げるエッセイにして珠玉のアンソロジー。」

目次は版元のサイトで見れる。http://www.t3.rim.or.jp/~shoshi-y/


今回は、この本に書かれた詩人たちとの交流の話に加え、そもそも自身がどのようにして詩作と関わってきたのか、いろいろなエピソードを交えて話し、さらに幾人かの詩人の作品と自身の詩の朗読も。こういう言い方はどうかと思うけど、面白い人だ。