授業終了、リチャード、パンク侍、親族

授業と試験は終了。あとは採点など。最後の最後で風邪を引いたりして大変だったけど、どうにか。
今年度もまた授業でいろいろな経験をさせてもらい、同時にまだまだ修行不足だと痛感したりしてきた。来年度はもっといろいろあるのだろう。日々精進。


そんななか、1月29日(木曜日)は研究日だけど昼から赤坂見附
パルコ・プロデュース公演『リチャード三世』@赤坂ACTシアター

演出・いのうえひでのり劇団☆新感線)。脚本は三神勲の翻訳を使用とのこと。
出演は、古田新太、安田成美、榎木孝明、大森博史、三田和代銀粉蝶久世星佳、山本亨、天宮良若松武史などなど。

今回はシェイクスピアに真正面から取り組むと聞いていたけど、実際、非常にシェイクスピアらしいシェイクスピア作品という印象。もちろん、あの古田新太がリチャードなわけだし、随所にいのうえ演出らしさもある(決戦前夜にリチャードのもとへ死んだアンやバッキンガムらが登場する場面など、いかにもでよかった)。それでも、「ああ、シェイクスピアだなぁ」という感じ。

しかし、15世紀イングランドの話でハンバーガーやレディ・ボーデンのアイスを食べようがテレビやマイクが出てこようが構わないのに、ユニオン・ジャックには違和感を抱いてしまったのはなぜだろう。アナクロニズムの度合いはもちろん前者がはるかに大きいのだけど。まあ、たぶん、ユニオン・ジャックが(私にとっては?)「象徴性」の高い小道具だからだろうけど。


その翌日1月30日(金曜日)。朝から最後の試験を行い、午後は母校の大学院の授業に参加してマーヴェルの "Upon Appleton House" を読了。いやあ、これ、なんちゅう作品だと。


その後、夕方から下北沢。
wat mayhem『パンク侍、斬られて候』@本多劇場

原作は町田康の同名の小説。作・演出・主演は山内圭哉(Piper)。他の出演者は小島聖中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)、廣川三憲(ナイロン100℃)、加藤啓(拙者ムニエル)、福田転球(転球劇場)、腹筋善之介(Piper)、宇梶剛士、大谷亮介、などなど。

何がすばらしいって、小島聖の美しさにしびれた。でも、あれだ、Piperの盟友である腹筋さんを活かしきれていなかったと思ったのは私だけだろうか。


さらにその翌日1月31日(土曜日)、夕方に新宿。上京してきた母、東京周辺在住の母方の叔父叔母たち、次兄とともに新年会的な何か@越後屋俵助 新宿西口店。叔父叔母たちに会うのは数年ぶり。大きくなったねぇ、とか言われたけど、数年前に会ったときと変わってません(すでに学生だったし)。