名刺を配る3日間

ここ3日間の行動記録だけ。学会の感想などは後日。


5月30日(土曜日)、一限の授業のあとに駒場。日本英文学会第81回全国大会@東京大学駒場キャンパス
まずは開会式(含 新人賞授賞式)。Oさん、あらためまして、おめでとうございます。

その後、翻訳の打ち合わせ。がんばりますです。

遅れてシンポジア第3部門「イギリス文学とオリエント表象」の後半を。

終了後、学会全体の懇親会は中止だったので、シンポジアのメンバーの先生方たちと打ち上げなど。


5月31日(日曜日)、午前から駒場にて第二日目。
友人知人、先輩などの研究発表があるものの、不義理をはたらいて研究発表第五室(「初期近代部屋」)で研究発表を4本。『ハムレット』と遺産相続、『ルークリース陵辱』と共和主義言説とエリザベス表象、マーヴェルと「近代的自己(アイデンティティ)」の確立、『アントニークレオパトラ』とそれに先行する古代からルネサンス期の諸作品におけるエリザベス表象。

それから、午後の特別シンポジウムを聴きに行くと見せかけて(?)、夕方まで少人数で懇親会的な何か。

その後、市ヶ谷へ移動し、日本ジョンソン協会幹事会に出席。昨年の秋に入会したばかりで、早々に総務委員を拝命(会員数は百数十名とのことなので、決して人材難というわけではないのだろうけど・・・)。前任者からの引継ぎやら今後のことやら、翌日の総会&大会のことやら。


6月1日(月曜日)、午前から市ヶ谷。日本ジョンソン協会第42回大会@アルカディア市ヶ谷 私学会館。
午前はシンポジウム「ミス・スペンサーからレディ・ジョージアナ、そしてデヴォンシャー公爵夫人へ――ジョージアナと家族、政治、表象、小説」

第五代デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナ・キャベンディッシュ(もとはジョージアナ・スペンサー。あのダイアナ・スペンサーの家系)は、現在公開中である映画『ある公爵夫人の生涯』(The Duchess)の主人公でもあるわけだけど、彼女の「書き手」としての側面と(小説、詩。手紙など残っている)、1784年の総選挙の際の選挙キャンペーンへの参加をめぐる諸々のこと(当時の諷刺画や新聞記事など)、その二点に焦点をあてたもの。

昼食後に総会。私は昨年の秋に入会したので、まず新入会員として紹介され、その直後に新総務委員として挨拶をするという事態になりましたとさ。とはいえ、総務委員は三名で、うち二名が事務局担当でそれはもう大変な仕事だけど、私は広報担当ということで学会ホームページの管理が主な業務となる。

その後は特別講演。Bucknell大学教授にしてBucknell University Press理事であるGreg Clingham先生による "The British Eighteenth Century and the Pleasures and Challenges of Orientalism" 土曜日の「オリエント表象」シンポで扱われた素材への言及もいろいろと。

それから懇親会。さすがに一次会でお暇。


ということで、3日間に渡り学会だったわけで、いろいろな方にご挨拶することもできた。名刺は50枚ほど配ったらしい。その間に書評と研究発表の依頼を受け、よしゃあいいのに受諾。大丈夫かねオレは。