『独立の時代』

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独立の時代―アメリカ古典文学は語る―

独立の時代―アメリカ古典文学は語る―


まえがきから引用。

・・・本書の基本的コンセプト広義のアメリカ古典文学作家たち、あるいは広義のアメリカン・ルネサンスの作家たちを取り上げ、広義の独立戦争の時代(フレンチ・アンド・インディアン戦争、第二次米英戦争を含む)を扱ったテクストを精読して、脱領域的に論じることにある。そこでは文学と図像、文学と歴史、文学と文化、アメリカとヨーロッパなど、異なる領域を横断し、かつ現在から過去への遡及、現在から未来への展望、過去から現在を通り、未来へと進む包括的視線など、異なる時間を縦断する視野を持つ。さらに、文学の新歴史主義の旗手たちによる修正路線、すなわち新歴史主義の経験を融合して二十一世紀の新たな批評の動向として見直されてきた古典、文献学、文学の伝統的レトリック、作者の意図、美の価値などにも、あらためて眼差しを注ぐ。(vi-vii)

目次を見ると、ジョージ・ワシントンなんかの話から、J.F.クーパーやアーヴィング、ホーソーンメルヴィルヘンリー・ジェイムズ(の祖父)、トウェインなどなどが扱われている。その近辺にご興味のある方はどうぞ。