2014夏
まったく更新もせず。時々、「ブログはどうしたの?」などと聞かれることもあるのだが、とにかくこういった有様である。
とりあえず、劇場へ行った記録だけ。こんなものだろうか。何か抜けているかもしれない。
2月12日 『フル・モンティ』@東京国際フォーラム。演出・福田雄一、主演・山田孝之。楽しい。
3月13日 『9days Queen〜九日間の女王』@赤坂ACTシアター。作・青木豪、演出・白井晃、主演・堀北真希。和製の「英国史劇」として、よくできていたんではないかと思う。
3月29日 『SAKURA』@両国 Air Studio。作・藤森一朗、演出・栗本有美子。うちの卒業生が出ておった。幕末もの。いい女優になったものだとしみじみ思う。
4月9日 『アダムス・ファミリー』@青山劇場。演出・白井晃。主演・橋本さとし。昆夏美がよかった。
4月23日 『蒼の乱』@東急シアター・オーブ・いのうえ歌舞伎である。
4月29日 『レディ・ベス』@帝国劇場。演出・小池修一郎。平野綾が見たかったのでOK。
5月14日 『ロミオとジュリエット』@星陵会館(永田町)。International Theatre Company Londonの来日公演。
5月30日 『錬金術師』@東京芸術劇場。演劇集団・円の公演。橋爪功はやはり圧倒的であった。
6月1日 『テンペスト』@新国立劇場。演出・白井晃。車椅子のエアリエルが面白い。
6月3日 『The Big Fellah ビッグ・フェラー』@世田谷パブリックシアター。作・リチャード・ビーン、演出・森林太郎。IRA。
6月7日 『赤鬼』@青山円形劇場。言わずと知れた野田秀樹の名作を、中屋敷法仁の演出で。キャストは黒木華、柄本時生、玉置玲央、小野寺修二の4人。黒木華は舞台での雰囲気が蒼井優だった。
7月13日 『電波塔』@両国 Air Studio。作・多田明日香、演出・栗本有美子。これもうちの卒業生の出演作。現代と大学紛争の時代が重なる。前作に続き、いい役。
7月30日 『ハッピーセット』@プロペラ犬×時速246億のコラボ公演。最前列で水野美紀様を観たから今年の下半期も生きていける。作品はもちろん相変わらずの面白さ。
8月1日 『A Common Beat』@昭和女子大学 人見記念講堂。100人で100日間でミュージカルを作り上げるプロジェクト。毎年やっているようだが、面白い試みではある。作品も面白かった。
8月3日 『ハムレット』@あうるすぽっと。KUNIO11公演。演出・杉原邦生。テキストはQ1で、翻訳は桑山智成先生の新訳。わかりやすいハムレットであった。これはこれでいいんじゃないかと。
8月8日 『ウォー・ホース』@東急シアターオーブ。馬がマジで馬だった。パペットってすごいなと。
8月15日 『ロミオとジュリエット』@さいたま芸術劇場。蜷川幸雄演出のオールメール。あの終わり方は賛否あるだろうし、ティボルト先輩まじ野獣過ぎっすよ、という感じはあるが、全体的によい上演だと思った。第1幕の最後、ティボルト殺しでロミオが追放処分となり、みんなが退場する中、一人舞台に残ったベンヴォーリオの慟哭で終わるのだが、なるほどこれまであまりベンヴォーリオの視点から物語を考えるということをしなかったのだけど、ちょっと考えれば彼も随分な苦労人であるなあと、あらためて。彼は冒頭からずっと両家の争いを止めようとしていたし、それでも結果として親友を二人失い、さらにはその後の出番まで失うのであった(演出次第でいろいろ登場させることはあるけど)。
(番外編)4月12日、13日、筋少2days。楽しかったわい。