メールの書き方

ゼミのレポートの提出をメールにしたのだけど、すでにいくつか送られてきた。

最後の授業でレポートの課題を出した際、提出時の注意事項として、メールの件名をきちんと入れるようにと言ったのだけど(こちらがスパムと間違わないように)、これは普段携帯電話のメールしか使っていない学生がいるだろうと思ってのこと(経験上、携帯メールは件名なしのことも多い)。

結果、何が起こったかといえば、件名あれども本文なし(したがって名前もなし)のメールが複数(いまのところ5分の3)。くっついてきたレポートのファイルを開けば名前が書いてあるからいいのだけど、これはなかなか面白い事態である。

「本文なし」メールを送ってきた3名はすべて大学のアドレスから送ってきていて、自前のアドレスで送ってきた残り2名は一言二言の挨拶と名前を書いてよこしてきたので、やっぱり前者3名は普段PCのメールを使っていないのだろうと思われ、そういう人がたまにPCメールを使うとこういうことになるのかと。こちらの想定の斜め上を行かれた。

別に私はそれで腹を立てたり「失礼なヤツだ」とか思ったりはしないのだけど、なんというか、不思議であり、そしてちょっと心配。私みたいな鷹揚な(笑)人間相手ならいいけど、相手によっては「非常識」の一言で切って捨てられかねないわけで。

ということで今後は、「人にメールを送るときには、(原則として)件名と本文、名前を書きましょう」と指導することにしよう(なんなら文例つきで)。これはきっと就職活動や社会に出てからも役に立つだろう。こういう「役に立つこと」を教えるのが昨今の大学に求められていることらしいし。