LÄ-PPISCHとか『他者の自伝』とか

上田現の訃報を目にして、そういえば10代前半のころにLÄ-PPISCHをよく聴いていた時期があったなと思い(確か、中学の友達がCDを貸してくれたのだった)、YouTubeで久しぶりに何曲か視聴。改めて思うに、ヘンでカッコいいバンドであった。「スカ」というジャンルにとりわけ関心があるわけでもないのだけど。


たまには私的なことを書くと、私の10代半ばまでの音楽との関わりは、二人の兄と何人かの友人に影響を受けたものであった。で、(恥を承知で書くと、)一方でBARBEE BOYSBOØWYを聴き、他方で永井真理子LINDBERG大黒摩季なんかを聴き、さらに電気グルーヴやLÄ-PPISCH、挙句に(?)Guns and RosesやHelloweenBon Joviなどを聴いていたのであった。(ここで「Bon Jovi? けっ!」とか思ったあなたはきっとメタラーなのでしょう。)ついでに、私が中学生の頃に尾崎豊が死んで、それを機に一時期よく聴いていた。(ここで「けっ」と思ったあなたの気持ちはわからんでもないです。)


うん、なんというか、やっぱりこういうことを書くのは恥ずかしいな。まあ、たまには。


さて、私は行けなかったけど(来年度の非常勤先で教員ミーティングだったので)、昨日『他者の自伝』の合評会が行われて、それを受けて著者の中井先生がレポートをしている。ミーティングを途中で抜けてでも行けばよかったなと思うけど、まあ、仕方ない。
http://ww61.tiki.ne.jp/~kanzler/anakai/zatsuroku_frame078.htm


で、そのレポートのなかで、中井先生が「この本はしばしば「精読ノススメ」だと受け取られてしまうようで、しかもそのことを褒めてくれるブログのコメントなんかもあって、正直、かなり居心地が悪いです。」と書かれているのだけど、これってひょっとして私のことかしら、などと(自意識過剰的に)不安になったり。そもそも私なんぞのブログをお読みになっているとも思わないけど、いちおう、私はそんな本だとは思ってませんと明言しておく。だから私は「読む」ということに関しても「原理的考察と批評」(という言い方が適切かどうかは自信ないけど)をしている本だと書いたのであって。いや、やっぱりこういう書き方をしているからいかんのか・・・。