新しいブックファーストにて
非常勤の帰り、新宿に立ち寄ったので西口方面に新しくできたブックファーストへ。あまり時間がなくて人文系コーナーしか見てないけど、いかにも最近の大型書店という感じか。紀伊国屋よりはジュンク堂に近い雰囲気かな。
で、哲学・思想系の雑誌コーナーにて、『水声通信』最新号のカズオ・イシグロ特集を少し。書き手はほとんど英文学研究者だけど、そのなかで比較的よく存じ上げているお二人(いや、そのうちお一人はとてもよく存じ上げているか)の論考を拝読。かたや「長電話」とジョージ・エリオット、かたや「幼年期」と「翻訳(不)可能性」と「過剰なもの」、ということで、なんとも持ち味が出ているなぁと。(何のことやらわからないという方はご一読を。)
それにしても、カズオ・イシグロといえば私は『日の名残』の映画版を観て、エマ・トンプソンは綺麗だなぁ、とか思っただけであるわけで、仮にも英文学者の端くれとして、それはいかがなものかなと思ったり。まあ、それを言い出したらきりがないけど。