1688年以降のドライデン

10月末の発表では、これまで手を着けていなかった1688〜89年のいわゆる名誉革命以降のドライデンの作品、そのなかでも劇作品について何かしゃべろうと思う。芝居にするのは、この時期以降のドライデンの詩作は古典の翻訳・翻案が中心で、私は古典の知識および古典語の能力がまったく足りないから。そのあたりは他日を期すということで。

で、とりあえず80年代からのドライデンの演劇作品を確認しておく。タイトルは扉ページにだいたい従った表記。カッコ内は先が初演(確認されている限り)、次が初版。

The Spanish Fryar, or, the Double Discovery (Fall 1680. March 1681)
The Duke of Guise. A Tragedy (with Nathaniel Lee. 28 November, 1682. February, 1683)
Albion and Albanius: An Opera (29 May, 1684. 1685)
Don Sebastian, King of Portugal: A Tragedy (4 December, 1689. January, 1690)
Amphitryon, or, The Two Scia's. A Comedy (21 October, 1690. 1690)
King Arthur: Or, The British Worthy. A Dramatick Opera. (written 1684. June, 1691. 1691)
Cleomenes,The Spartan Heroe. A Tragedy. (April, 1692. May, 1692)
Love Triumphant; Or, Nature Will Prevail. A Tragi-Comedy (January, 1694. 1694)

『スペインの托鉢修道士』はいちおう喜劇に分類されるようだから、この期間には合計8作のうち扉ページの表記によれば、喜劇が2本、悲劇が3本、オペラが2本、悲喜劇が1本。名誉革命以降であれば、喜劇1本、悲劇2本、オペラ1本、悲喜劇1本。さて、どうするかな。準備が間に合うのかしら。