切り替え

ここしばらくの間、とある重要な学内業務にかかりっきりであったのだけど、とりあえず一段落。やれやれ。とはいえ、まだまだこれからだ。

と思っているうちに、明日から後期授業開始(私は土曜一限から)。でもすぐに連休だから、本格的な切り替えは来週後半になるかな。


ドライデンの Don Sebastian も読み始めたのだけど、これ、芝居としてはいささか長い。いや、もちろん The Conquest of Grabnada 2部作は合計10幕あるからもっと長いけど、5幕だけならこっちが長い。で、この作品は上演と出版の事情が少し特殊なようで、ドライデン自身が出版時に付した序文に書いているけど、初日の観客の反応から「この芝居長すぎ」という判断をして、その後の上演ではだいぶ削ったらしい(トマス・ベタートンが協力したとのこと)。で、活字出版に際しては、舞台に乗せる場合と書斎で読む場合では事情が異なるということで、削った部分も元に戻したと。もちろん劇作家の書いた戯曲と上演用の台本が異なることは普通のことだったけど、この場合は1200行ほどという結構な分量(4分の1強くらい)を削ったわけで、だいぶ作品の質が変わったのだろう。