出るみたいです
武藤浩史編『愛と戦いのイギリス文化史 1900ー1950年』(慶應義塾大学出版会)
アマゾンではまだ情報が出てこないけど、版元のサイトで近刊予告が。
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766413288/
20世紀前半のイギリスの文化を多彩な視点から読み解く入門書。
▼二度の世界大戦で「大英帝国」はどう変わったのか。階級、セクシュアリティ、ナショナリズム、メディアといったテーマを切り口として、この時代のテクスト(文学を含むさまざまな表現)とコンテクスト(社会的背景)を丁寧に読み解くことで、20世紀前半のイギリスの姿を浮き彫りにする。
▼年表、地図、推薦図書など学習のうえでの実用性に着眼しつつ、身近なテーマを扱ったコラムもふんだんに掲載し、読み物としても面白い内容。社会学的視点(階級、学校制度)、セクシュアリティ、ナショナリズム、メディアという、現在の文化研究において不可欠な概念を取り扱っており、「文化研究」全般にも応用できる入門書としても好適。
内容紹介を見ても執筆陣を見ても、これは楽しみ。