仕事納め?
26日水曜日。前日から朝まで論文を書いて、一休みしてから母校へ。来年3月刊行予定のTMUの雑誌に投稿。内容は先日の学会で発表したもの。バタバタしていてきちんと議論を練り直していないし、形式的にもだいぶ不備がありそうだけど、査読後に可能な限り修正させてもらうことにしよう。で、夜は個人的打ち上げ。帰宅すると、以前に書いた原稿に関して監修者と編集担当者からの修正指示その他のコメントが返ってきていた。うん、やばい。がんばろう。
27日木曜日。午後から神保町。第27回スチュアート朝研究会@専修大学神田キャンパス。普段は初期近代の演劇についての報告が中心だけど(ここ数年は特に王政復古期)、今回は「今年の一押し」と題して、6人の報告者が今年読んで面白かった本について文献解題的報告。今年出たばかりの最新研究書から、30年近く前の古典的研究書、果てはミルトンの『弁護論』まで、多彩なラインナップ。で、夜は忘年会。
28日金曜日。午後から神保町。第7回18世紀演劇読書会@専修大学神田キャンパス。顔ぶれは前日とほぼ同じ。今回は「Richard B. Sheridan特集」として、デビュー作The Rivals と一番の代表作 The School for Scandal を。シェリダンがとてもよく王政復古期喜劇を勉強し、そのストック・キャラクターを利用しつつ作品を作りながら、一方でそのこと自体に自覚的なメタ演劇的意識も見せている点など、いろいろな論点が出る。さらに、王政復古期演劇に強い影響を受けながらも、多くの点で「王政復古期的なもの」から脱却しており、それゆえ非常に「現代的」な感覚で読むことが可能になっていることも、重要なポイントとして指摘される。翻って、王政復古期演劇がいかに「ヘンな」ものであるかも再確認。で、夜は忘年会。むろん顔ぶれは昨夜とほぼ同じ。それでも二晩盛り上がるんだから、たいしたものだ。
ということで、いちおう今年の公けの予定は終了。明後日30日から帰省の予定。