仕事始め

今日から授業開始。まずは赤坂方面。ここでは2コマ。どちらも文法中心。さて、どうなっていきますやら。
関係各位、および学生の皆さん、よろしくお願いします。(って、ここで挨拶しても仕方ないけど。)


ちなみに昨日は昼から茗荷谷。2008年度大塚英文学会@筑波大学学校教育部。
筑波系の同窓会的学会なわけだけど、毎年プログラムが充実しているので、ちょくちょくお邪魔している。
で、今年も充実。

まずは研究発表が一本。
リンダ・ハッチオンのいう「歴史記述的メタ・フィクション」である Janette Winterson, Sexing the Cherry と Graham Swift, Waterland について、その物語における時間性と歴史の記述の仕方を論じるもの。というまとめ方でいいのか。いや、つまり私がナラトロジーのイロハを知らないのが問題なのだ。

それから『帝国日本の英文学』の著者による『他者の自伝』の書評。

最後がシンポジウム。「これからの英文学研究を考える」と題して、17世紀から20世紀まで各時代の専門家による、近年の研究動向の紹介と今後の展望の提示。ゲスト・スピーカーも含めて、顔ぶれが豪華で非常に刺激的。

私は部外者なのに、なぜか懇親会まで参加。そこでもいろいろと興味深いお話を聞かせていただく。感謝。


ところで、電車と布団の中で最近読んだのは、なぜか Harry Potter and the Philosopher's Stone だったり。いちおう読んでおこうかなと思いまして。さくさくと楽しく英語で読書、などという体験は久方ぶりではなかったかと。あと、普段は小説は読まないので(いちおう詩と戯曲が専門なもので。いや、まあ、それらもそんなにたくさんは読んでないけど)、自由間接話法とか新鮮だった。