エリオット

ちょっと思い立ってT・S・エリオットのドライデン論など再読していたのだけど、そのエリオットに関して新たな本が出るらしい。

モダンにしてアンチモダン ――T.S.エリオットの肖像

モダンにしてアンチモダン ――T.S.エリオットの肖像

おそらくエリオット協会関係で出すものなのだと思うけど、書き手は23人で、それぞれが主要作品を論じたり、あるいは「エリオットとモダニズム」などテーマを立てて論じたりしているようで、充実したガイドブックであるらしい。で、私なんかが俄然興味をひかれるのは圓月勝博先生がエリオットの批評「伝統と個人の才能」と「形而上詩人」を論じているということ。どういう切り口で論じているのか楽しみ。他にもいろいろおもしろそうで、エリオットに関して素人的にはとりあえずこの一冊を手元に置いておけば何かと便利なのかなと。