8月〜9月中旬

8月4日(土)、午後から南大沢にて、母校の後輩の修論中間発表、学内学会理事会、先輩の博論公開審査、打ち上げ、というコース。博論かぁ・・・。

8月5日(日)、朝から熊谷にてオープンキャンパス。暑い。

その後しばらく採点の祭典。これまで専門科目はすべてレポートか論述形式の試験にしていたのだけど、今年度はとある科目で細かい知識を問うタイプの試験にしてみたら、なんだか大変だった。

8月18(土)、19日(日)、朝から大崎にてオープンキャンパス。模擬授業は撮影が入ってたので余計な気を遣う。これが公開されるかと思うと頭が痛いし片腹痛い。

その後しばらくは各種学内業務および締切を過ぎた何かに追われる。

8月27日(月)、昼から池袋。オックスフォード演劇協会来日公演『から騒ぎ』@舞台芸術学院。由緒ある学生劇団(ヒュー・グラントジュディ・デンチも在籍していた)による公演。舞台を1950年代のシチリアに移して(ということなので貴族とかではなくマフィア)、ファッションや音楽もそれらしくスタイリッシュ。俳優が全員若いので、ドン・ペドロとかリオナートとかに貫禄はあまりないわけだけど、まあ、あまり気にはならない。結末でドン・ペドロが弟ドン・ジョンをどうやら「処刑」する演出(舞台裏から銃声だけ聞こえる)が、ドン・ペドロの上に立つ者としての判断というよりは、弟に騙されて面目丸つぶれになった兄が逆上した感じになっていて(戻ってきたペドロは、まるで初めて人殺しをしたチンピラの「やってやったぜ、こんなのたいしたことないぜ」みたいな表情でもあった)、逆にその「若さ」が活きていたようにも思う。

8月29日(水)、夕方に池袋。雪之丞一座〜参上公演ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』@サンシャイン劇場。作:森雪之丞、音楽:布袋寅泰、演出:いのうえひでのり、という派手にしかなりようのない組み合わせ。キャストは、福士誠治北乃きい綾野剛片瀬那奈内田朝陽前川紘毅、松田翔、内田慈、右近健一、菅原永二橋本じゅん、中谷さとみ、など。派手。

8月30日(木)、午後に恒例の同業者の会を小規模に。新たな共同研究プロジェクトの話など。どうなりますか。

このあたりで、追われていた締切に追い越される。

9月1日(土)、夕方から与野本町。 彩の国シェイクスピア・シリーズ第26弾『トロイラスとクレシダ』@彩の国さいたま芸術劇場。「蜷川シェイクスピア」、今回はオールメールで。キャストは、山本裕典、月川悠貴、細貝 圭、長田成哉佐藤祐基、塩谷 瞬、内田 滋、廣田高志、横田栄司小野武彦、たかお鷹、などなど。『トロイラス』って舞台で観て面白いものなのか不安というか疑問もあったのだけど、思った以上に面白く観劇。いやあ、まあ、濃厚なホモソーシャル・ワールドではある(オールメールだからというだけではない)。ミソジニーと言えばまさにそうか。

このあたりから、追い越された締切を追いかけることになるが、一方で学内業務がほぼ通常営業になる。

9月9日(日)、昼に日比谷。宝塚歌劇月組公演『ロミオとジュリエット』@東京宝塚劇場。フランス産のミュージカル版の宝塚版。宝塚ってすげぇよな、という小学生男子のような感想しか出てこない。

9月10日(月)、ゼミ飲み会。若いってすごい。

9月13日(木)、久しぶりに東京にきた友人を囲んで飲む。お元気そうでなにより。

9月14日(金)、他学科および他学部の若手の先生方数名と親睦会。学問、学内ゴシップ、学生政治、その他その他。

このあたりで、追い越された締切に追いつくどころかどんどん引き離されていく。

9月18日から後期の授業が始まる。卒論指導も本格化。あと今年は他大学の院を目指している学生がゼミにいるので、ちょっと気合入れてご指導申し上げないといけないか。しかも英文学ではないところを狙っているので、こちらもいろいろ勉強である。