翻訳

昨日は翻訳仕事の集まり。毎回担当者の訳稿に対して皆で意見を述べ合うという形式なのだけど、今回は私はそのディスカッションの口火を切るコメンテーター役。で、一昨日はせっせとその準備など。


で、毎度思うけど、人の翻訳にケチをつけるのは簡単。難しいのは生産的な批判/批評をすること。なので、漢字が多すぎて読みにくいとか、難解な定訳のある専門用語はそのまま定訳に従うか平易な訳語を探すか(場合によっては説明的に「開いて」しまうか)とか、そういった技術的なことは(それはそれで重要なことだけど)他の人にまかせて、できるだけ議論の中身に関する誤解をまねかないように(場合によっては訳者の誤読と思われないように)できるよう、とにかく議論の内容それ自体と関連したコメントをしたつもり。それでも、じゃあ自分が訳してみろと言われれば、やっぱり難しいわけで。