2007-01-01から1年間の記事一覧

帰国

英国シェフィールドより、帰国。 お土産は、断裂したアキレス腱と、その固定用の医療用ブーツ、そして松葉杖。その他。思い出は、結構な痛みと、ちょっとした後悔(日頃運動しないくせにサッカーなんかするものではない)、いい街と人たちとの出会い、その他…

まだシェフィールド

出発前から予定が二転三転していたのだけど、結局今週もシェフィールド大学にてサマースクールに参加。せっせと英語の勉強をしている次第。といっても、授業自体は平日に2〜3コマだけで、あとは基本的に自由時間なもので、大半は散歩と読書に費やしていた…

こちらシェフィールド

ということで、どうにかこうにか、シェフィールド大学におります。大学のパソコンを使うためのIDのようなものがまだもらえず、仕方ないので知り合った日本人留学生のパソコンを使わせていただくことにした次第。 なので、まずは生存報告のみしておきます。…

ということで

もうすぐ家を出て成田に向かわなければいけないのだけど、準備が終わらない。というか、こういうときに何を持っていったらいいのか、いまいちわからないわけで。昨日、某勉強会があったので幾人かに尋ねたところ、洗顔料、という答え。うん、それは荷物に入…

超人

いろいろとやるべきことが全く片付かず、諸々の準備もできていないのだけど、ともかく明日から渡英。帰国予定は9月10日。 旅に危険はつきものなわけで、何が起きるかわからない。読んでおかないと万が一のときに浮かばれないので、以下のものを。超人高山宏…

納涼ド・マン祭(盆踊り大会つき)

と命名したのは某先生であるが、ともあれ昨日11日はド・マン読書会。もちろん、ド・マンを読んだからといって涼しくなるわけはないが。読書会後は飲み会(こちらが盆踊り大会に相当)となったわけだが、結局三次会まで。その頃にはグダグダで「死霊の盆踊り…

夏といえば

甲子園、か。地元新潟代表の新潟明訓が、新潟県勢としては8年ぶりに夏の甲子園で勝利したそうな。 そんな甲子園での元気な若人たちの活躍や地元の盛り上がりなど関係なく、東京の片隅にて翻訳と今度の読書会の予習などを地味に。ド・マンとか、私にはよくわ…

二人の門出と花火と英文法

8月4日土曜日。昼から新潟。友人の結婚式&披露宴。ともに10年来の友人である新郎新婦の門出である。さすがに緊張しているらしい二人に向かって、他の友人とともに「この、おすましさん!」などと、わけのわからん野次を飛ばす。すまん、許せ。ともあれ、お…

仕事とか

採点やら成績評価やら。これで二校分が終わり、もうひとつは9月でよいので、後回し。 ここは備忘録なのに書くことすら忘れていたけど、先月30日、夕方から下北沢。 Piper結成10周年公演『ひーはー』@本多劇場。 作・演出=後藤ひろひと 出演=Piper(川下大…

ド・マンと君のあいだに

日本語訳がある、と。 ポール・ド・マン「記号論とレトリック」上・下(柄谷行人訳、『現代思想』1981年、8月号、9月号) 現物を見てませんし、ウェブ上では頁数まで確認できませんでした。あと、ひょっとしたら7月号と8月号かもしれません。が、ご参加予定…

夏色の空と君とド・マン

表題には何の意味もありませんが、ポール・ド・マン読書会のお知らせです。 日時:8月11日(土)午後2時から 場所:首都大学東京南大沢キャンパス5号館1階 人文学部演習室3(人文―137)(京王相模原線南大沢駅改札を右折して直進し、大学正門を入ってし…

『新編 シェイクスピア案内』

前のエントリーで紹介した、日本シェイクスピア協会編新編 シェイクスピア案内をご恵贈いただきました。ありがとうございます。 ということで、早速一読。全11章と文献ガイド、王統系図、年表、索引という構成。各章は、シェイクスピアの生涯、当時の政治状…

新刊(の宣伝)

もうすぐ出るようです。 ジュディス・バトラー『生のあやうさ-哀悼と暴力の政治学-』(本橋哲也訳、以文社) Precarious Life: The Power of Mourning and Violenceの日本語訳ですね。 それから、以下のものが出たようです。新編 シェイクスピア案内作者: 日…

前期授業終了&新刊

24日火曜日。某大学で授業を行い、これにて前期の授業はすべて終了。ここの期末試験は学年統一試験で、来週行われることになっている。で、試験監督はしなくてもいいのだけど、自分のクラスの学生の分を採点しなければいけないとのことで、それは8月の頭に。…

愛と戦いの合評会

21日土曜日。昼から神保町。日本英文学会関東支部例会@専修大学神田キャンパス。 午前中に妙に眠くてだらだらしていたせいで、会場入りしたのはシンポジウム「感性表現の英米文学―人間の感覚は何をとらえ、どう表現するか?」の終盤。なのでシンポについて…

近代文化史入門

木曜日の授業は先週で終わったので、今日は研究日。とはいえ、書類を書いたり細かい仕事を少しばかりしただけで半日終わる。要領悪いなぁ。 残りの半日は以下の本を。画像がまだ出ないようだけど、カヴァーは18世紀イタリアの画家パニーニの美麗なギャラリー…

前期終了・第二弾

某大学で期末試験を行い、こちらも前期終了。3クラスで、うち2クラスは同じ内容の授業なので、試験も2種類。どちらも問題数が多かったようで、どのクラスでも一部の学生さんたちに怒られた。申し訳ない。ある学生さんには「先生、何てことするんですか!」と…

前期終了・第一弾

某大学での前期の授業が終了。毎度のことながら、反省点や課題が山積。英語でのプレゼンテーションを数回させて評価をつけるという方針(これは全体で共通)と、普段の授業で使用するテキスト(これも共通)とが、ほとんど絡まないというのが最大の問題だっ…

スピヴァク 追記

昨日のエントリーで書いた講演のことで、どうも「想像力」云々のくだりが自分で読んでも全然わからない。何が抜けているかと思ったら、たぶん、「判断」に関するくだりかなと。スピヴァク先生は、「理論的判断」と「経験的判断」という話をしていて、それは…

MANGA Shakespeare

7月8日。昼から茗荷谷。「MANGA・シェイクスピアに見る文化の移動と変容」@筑波大学東京キャンパス大塚地区。 日本の「マンガ」が海外でも人気で、"illustrated books"や"graphic novels"、"Western comics"(含アメコミ)とは違うジャンルとして、"manga"…

スピヴァク講演会

7月7日土曜日。昼から国立。 ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク講演会「人文学における学問的アクティヴィズム」@一橋大学 通訳 本橋哲也(東京経済大学) 伊藤るり(一橋大学) コメント 李静和(成蹊大学) 岩崎稔(東京外国語大学) 司会 鵜飼哲…

Spivak

明日の来日講演に行くつもりなので、何か読んでおこうかと思ったのだけど、著作それ自体とか読み直すのも辛いので、手抜きをして(ってゆうのも失礼だが)以下のものを再読してみたり。ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク (シリーズ現代思想ガイドブ…

オースティンとかナショナリズムとか

研究日(というか、月曜日は授業準備日)。いつものようにファミレスで今週の授業の準備など。いよいよ前期も終わりが見えてきた。 先週土曜日(6月30日)は、午後から目黒。日本オースティン協会第1回大会@明治学院大学白金キャンパス。昨年発足したばかり…

不思議な表記

研究日。たまには18世紀関係の本でもと思いながら部屋を眺めて、先日購入した以下の本を持ってファミレスへ。イギリス的風景―教養の旅から感性の旅へ (NTT出版ライブラリーレゾナント)作者: 中島俊郎出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2007/02/01メディア: 単…

週末がつぶれると

なかなか辛い。 昨日は現在進行中の翻訳プロジェクトの集まりで、昼から数時間に渡る長丁場。私は例によって「気遣いのできる男」を演じるべく、休憩時間にお菓子を配って回る(単に私が途中で疲れて甘いものを食べたくなるというだけのこと)。後は参加者の…

ピューリタニズムとナショナリズム

昼から日進(埼京線)。日本ピューリタニズム学会第2回研究大会@聖学院大学。 昨年発足したばかりの若い学会。神学、宗教史、思想史、文学などの専門家の集まり。扱う時代や地域も様々で、初期近代イングランドはもとより、ニューイングランドにおける展開…

脳内メーカー

一部で流行っているようですので、私もやってみました。 画像は、ハンドルネームでの結果。 まあ、ある意味健全というか、人並みの欲望を持ち合わせているということで、要するに全くの俗人であると。 が、しかし。本名だと、なんか、もの凄いことに。とても…

ラシュディ(あるいはルシュディ)

めずらしく一日に二度目の更新。一応この件には触れておこうかなと。Rushdieのナイト叙勲の話。一昨日辺りBBCのニュースを寝ぼけながら聞いていたらそんな話をしていて、なんだか大変だと思ったのだけど、すぐに事実関係の確認はしなかった。そうこうしてい…

移動のお供

電車での移動の際には、座れればほとんど寝ているのだけど、寝ていないときは授業のテキストを読んでいるか、持ち運びに便利な小さな本を読んでいる。で、たまには読んだものの紹介。 先週読んだもの。英文の読み方 (岩波新書)作者: 行方昭夫出版社/メーカー…

どうやら

本家ウェブサイトの方では本名も出しているので、そろそろ今年度の学生さんのなかにもそれを発見した人がいる様子。そこからはこのブログにもリンクが貼ってあるので、こちらも発見されたことであろう。そういうケースは今後も増えそうな気配である。まあ、…